コマンタレブー
ヒーラーのYuka Mercusです。
※私の個人的な感想です
旦那さんは直腸がんでした。
最初にわかったときはステージ2b
転移を繰り返すたび手術をし、腹膜に転移した後は抗がん剤で治療していました。
一番最初にがんになった時、旦那さん34歳、私30歳、長男1歳半。
これから家族になっていこうとしている矢先の事でした。
AYA世代でもないけど、高齢者でもない一番情報の少ないがん患者世代です。
1回目は手術で取り切れると判断されため手術しました。
ただ、「がんの顔つき」という悪性グレードが悪かったため、
術後化学療法もすることになりました。
肛門は人工肛門になることはなく温存されました。
後に肛門にがん細胞が残っていたことがわかるのですが、
人工肛門になってでもいいから大きめに切除しといてほしかった
と思うのが心残りです。
ただ、人工肛門で生き残っていた場合、
もう少し小さく切除しておいてくれたらと思うことは間違いないので、
これはどっち選んでも悔いが残る仕方がないことなのだろう思います。
抗がん剤は生殖機能に影響を与えるため、
今後の家族計画についても話し合いました。
手術で取れるなら大丈夫、このがんは絶対治ると信じていました。
治ると思っていたし、私が治せるとも思っていました。
クレイジーな実家で抑圧されて育った旦那さんを治すために
私と出会ったのだろうとも思いました。
もしものことがあった時、
兄弟で同じ経験を共有できたほうがいいのではないか、
と私は思っていました。
旦那さんと治るし、治そうと話し合い、
2人目が欲しかったことから、
抗がん剤で精子が影響を受ける前に採精し、二人目を設ける準備をしました。
採精は病院ですることもできますし、
自宅でして冷えないように人肌に温めながら病院に持っていく方法もあります。
シャイな男性には採精はハードルが高いのではないかと思います。
旦那さんもこの時は機嫌が悪かったです。
妊活にしてもがん闘病後の家族計画にしてもしっかり夫婦で話し合いが必要だと思います。
こういうことが話せる間柄じゃないと夫婦関係はうまくいかない気がします。
卵子保存が流行ってますが、
現にパートナーがいて結婚が今すぐではないからとか、
結婚してても子どもはもう少し後でいいからというのならわかるのですが、
まだパートナーがいなくて、のちの結婚したパートナーが採精することを嫌がったら
どうするのだろうと私は疑問に思います。
話がそれちゃいましたが、
精子保存を決め、採精するという時点で顕微鏡受精を選択することになるかと思います。
そのため、私も卵子を冷凍保存することになりました。
詳しくは覚えていないのですが、
シールを張ったり点鼻薬をしたり、
夜中に注射を打ちに病院まで行ったり、
毎日大変でした。
多くの不妊治療の病院は子どもを授かっていない家庭へ配慮しているため、
小さな子供を連れての受診ができなくなっています。
私も長男を連れての受診ができないため病院の託児所や、
保育園の一時預かり、実家などを頼りながら通院しました。
当日麻酔的なものをして、目覚めたころには採卵が終わってました。
旦那さんの術後化学療法と一部時期がかぶってしまったため、
お互いに頼りあえず大変な時期もありました。
旦那さんの術後化学療法が終わったあと、
顕微鏡受精させ、お腹に戻しました。
②へ続きます
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